トランスミッションは、クルマの走行状態に応じてエンジンのトルクや回転速度を変化させスムーズで快適な走行を可能にしています。 　ディファレンシャルは、クルマが曲がるときに左右の車輪の回転差を吸収し円滑な操縦性を確保しています。 　トランスミッション・オイル及びディファレンシャル・オイルは、トランスミッション内部やディファレンシャル内部の摩擦部分の潤滑を行い、さらに内部で発生した鉄粉等を包み込むことでギヤを保護しています。 　トランスミッション・オイル及びディファレンシャル・オイルが古くなってくると鉄粉等を包み込む力が衰え、内部の摩擦部分への潤滑が充分にできなくなります。 《 交換の目安 》 　走行距離と使用状況を勘案するとともに、 整備士のアドバイスを参考にして交換しま しょう。 　長期間交換しなかったトランスミッション・オイル及びディファレンシャル・オイルは、鉄粉等を包み込むことができなくなり、内部の摩擦部分に鉄粉等が直接当り、キズを付けたり、潤滑不良による焼き付きを起こします。 　トランスミッションやディファレンシャルの調子が悪くなり、最悪の場合焼き付きを起こして作動不能となります。 　このようになるとトランスミッションやディファレンシャルを分解したり、交換する必要があり、多大な出費につながります。 　　　　※ 画像をクリックすると動画が別ウインドウで開きます。（0:47） このページのトップに戻る